シー・シェパード元代表ポール・ワトソン氏の身柄引き渡し要求に対しデンマーク当局が慎重判断

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概要

反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表、ポール・ワトソン氏は、日本の調査捕鯨船に対する妨害行為を指示したとして、2010年に海上保安庁から威力業務妨害などの疑いで逮捕状が出され、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配されていました。

拘束と日本政府の対応

ワトソン氏は先月、捕鯨母船の操業を妨害するため船で北太平洋に向かう途中、デンマーク領グリーンランドの港に立ち寄った際に現地警察に拘束されました。デンマーク司法省は、日本政府から先月31日にワトソン氏の身柄引き渡し要求があったことを明らかにしました。

デンマーク当局の対応

デンマーク司法省は、現地警察と連携しながら慎重に判断する方針を示しています。

反対の声と国際的な反応

反捕鯨国を中心にワトソン氏の引き渡しに反対する声が高まっています。フランスでは、マクロン大統領がデンマーク政府に引き渡しを行わないよう要請したほか、釈放を求める70万近くの署名がインターネット上で集まっています。

今後の展開

グリーンランドの裁判所によれば、ワトソン氏の勾留期限は今月15日であり、それまでに引き渡しをめぐる判断が出る可能性が高いと見られています。

まとめ

ワトソン氏の拘束と日本政府の身柄引き渡し要求に対するデンマーク当局の対応は、慎重な判断が求められています。国際的な反捕鯨活動家たちからの強い反対の声が上がる中、最終的な判断が注目されています。

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