宮崎県高校野球連盟が「クーリングタイム」を導入

早く知りたい方へ:

宮崎県高校野球連盟は、今夏の大会から熱中症対策として「クーリングタイム」を導入し、8日の試合で初めて実施されました。

導入の背景

• 暑さ指数の基準：気温や湿度などから算出する「暑さ指数」が県内の観測地点のどこか1か所でも31以上になると予測された場合に実施されます。
• 初めての実施：8日はこの条件に達したため、すべての試合でクーリングタイムが取られました。

実施の内容

• 休憩のタイミング：5回終了時に選手たちは冷房の効いた部屋に移動し、10分間の休憩を取ります。
• 具体例：宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で行われた宮崎大宮高校と都城泉ヶ丘高校の試合では、5回終了後に選手たちがロッカールームに移動し、水分補給や涼みを行いました。選手たちは7分間休憩した後、ウォーミングアップを行い、再びプレーを再開しました。

条件の変更

当初、クーリングタイムは「熱中症特別警戒アラート」が発表された日に設ける予定でしたが、7日に選手の1人が熱中症の疑いで救急搬送されたことを受け、急きょ条件を大幅に引き下げました。

選手の反応

選手の1人は「グラウンドでは日が照り返して暑いので、こうした休養を取れるのはありがたい」と話しており、クーリングタイムの導入が選手たちの安全とパフォーマンス向上に寄与しています。