日米フィリピン首脳、海洋安全保障で連携強化

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岸田総理大臣がアメリカのバイデン大統領とフィリピンのマルコス大統領との3か国首脳会談に臨み、中国の南シナ海における行動への懸念を共有し、海洋安全保障協力の強化を確認しました。また、経済安全保障やインフラ整備分野でも協力を強化することで一致しました。

詳細:

岸田総理大臣が訪問先のアメリカで、日米両国にフィリピンも加えた、3か国の首脳による初の会談に臨みました。会談では、中国の南シナ海での攻撃的な行動や現状変更の試みへの深刻な懸念を共有し、海洋安全保障協力の強化を確認しました。

岸田総理大臣は、「世界が複合的な危機に直面する中、国際秩序の維持・強化に向けて同盟国、同志国との重層的な協力が重要で、きょうの会合は取り組みを大きく前進させる歴史的な会合になる。3か国の協力のさらなる強化を確認し、具体的な方向性を示したい」と述べました。

会談では、海上保安機関による合同訓練や海域のパトロールを行うなど、海洋安全保障協力の強化を申し合わせました。さらに、自衛隊と各国海軍の合同演習や、日米両国によるフィリピン軍の近代化支援といった防衛協力も推進することが確認されました。

また、経済安全保障やインフラ整備分野でも協力を強化することで一致し、バッテリーの材料や半導体の供給網構築、インフラ整備などのプロジェクトが合意されました。

バイデン大統領も会談の冒頭で、「われわれが1つになれば皆のためによりよい未来をつくることができる。インド太平洋地域、そして世界の人たちのためのよりよい未来だ」と述べ、3か国が連携を強化することの意義を強調しました。また、中国の南シナ海での行動に対する強固な防衛関与を表明しました。

影響:

この3か国首脳会談により、日米フィリピンの連携が強化され、中国の南シナ海における行動に対する警戒や防衛協力が強化されることが期待されます。経済安全保障やインフラ整備分野でも協力が進むことで、地域の安定と繁栄に寄与することが期待されます。

結論:

日米フィリピンの3か国首脳会談では、中国の南シナ海での行動への懸念を共有し、海洋安全保障協力の強化や経済安全保障分野での協力を確認しました。この連携強化により、地域の安定と繁栄が促進されることが期待されます。

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