自民党総裁選挙、10人超が名乗りを上げる見通し

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岸田総理大臣の後任争いが激化

来月に予定されている自民党総裁選挙では、岸田総理大臣の後任を巡り、10人を超える有力な候補者が立候補を検討しています。これまでに名前が挙がっているのは、石破茂元幹事長、加藤勝信元官房長官、上川陽子外務大臣、小泉進次郎氏、河野太郎デジタル大臣、小林鷹之氏、齋藤健経済産業大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣、野田聖子氏、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長などです。

派閥解散の影響と候補者間の対立

多くの自民党派閥が「政治とカネ」を巡る問題を受けて解散を決めた中で、同じ派閥出身の複数の議員が立候補を目指している状況も見られます。このため、推薦人20人の確保を巡る争奪戦が激化する可能性があります。

例えば、岸田派出身の上川外務大臣が立候補への意欲を示した一方、同じ岸田派出身の林芳正官房長官も出馬を検討しており、派閥内で支持の分散が懸念されています。

また、茂木派では茂木敏充幹事長と加藤勝信元官房長官が、それぞれ立候補への意欲を示しており、二人の間で支持層が競合することが予想されます。

さらに、二階派出身の小林鷹之氏と無派閥の高市早苗経済安全保障担当大臣は、いずれも保守的な政治信条を持つ議員から支持を集めており、同じ支持層の取り合いになる可能性があります。

総裁選に向けた動向

総裁選に向けて、各候補者は推薦人20人を確保するため、派閥内外の議員に支援を呼びかけており、党内の駆け引きが一層激化することが予想されます。特に、派閥が解散したことにより、自由な立候補が可能になった一方で、支援の確保が難しくなり、候補者間の争いは熾烈さを増すでしょう。

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