早く知りたい方へ:
1日のニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差を背景に円安が一段と進み、円相場は一時、1ドル＝161円台後半まで値下がりし、約37年半ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
本文
1日のニューヨーク外国為替市場で、アメリカの長期金利が上昇したことを受けて、日米の金利差が強く意識されました。この影響で、円を売ってドルを買う動きが一段と強まり、円相場は一時、1ドル＝161円台後半まで値下がりしました。これは、1986年12月以来の約37年半ぶりの円安ドル高水準となります。
また、円はユーロに対しても売られ、一時、1ユーロ＝173円台後半まで値下がりし、ユーロが導入された1999年以降の最安値を更新しました。
市場関係者のコメント
市場関係者は以下のように述べています。
「一部の投資家の間で、アメリカの大統領選挙のあとに財政が悪化することへの懸念が出ていることもアメリカの長期金利の上昇につながり、円安がじりじりと進んでいる。日本政府・日銀による円買いドル売りの市場介入が行われたとしても、効果は一時的だとの見方から円を売る動きに歯止めがかからない状況だ」
結論
円安が続く中、日米の金利差が大きな要因となっていることが確認されました。日本政府・日銀の市場介入が行われる可能性もありますが、その効果には限界があるとの見方が広がっており、今後も円安が進行する可能性があります。
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