国立市の分譲マンション解体問題、積水ハウスが経緯を説明-富士山の眺望に配慮し事業中止を決定

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早く知りたい方へ:

  • 国立市の分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」が解体へ
  • 事業者の積水ハウスが初めて経緯を説明
  • 富士山の眺望に対する地域の声を受けて設計変更
  • 景観への影響を再認識し事業中止を自主的に決定

詳細

来月に引き渡しが予定されていた東京都国立市内の分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」が解体される見通しとなった問題で、事業者の積水ハウスは11日夜、初めて経緯などを説明する文書をホームページ上に公表しました。

積水ハウスは、「ご契約者様、周辺住民の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことを謹んでおわび申し上げます」と謝罪しました。

文書では、計画当初から富士山の眺望に対する地域の声を受けて、2回にわたる設計変更を行ったことを説明し、地域に配慮した設計を目指してきたとしています。しかし、完成が近づくにつれ、富士山の眺望に与える影響を再認識し、「現況は景観に著しい影響があると言わざるを得ず、本事業の中止を自主的に決定しました」と述べています。

また、「特に遠景からの眺望に関する検討が不足していたことが引き起こした事態」として、今回の経緯を重く受け止め、再発防止に取り組むとしています。

結論

積水ハウスは、地域の景観に対する配慮が不足していたことを認め、今回の事業中止と解体の決定に至った経緯を説明しました。地域住民や契約者に対する謝罪とともに、今後の再発防止に努める姿勢を表明しました。今回の対応が住民や契約者にどのように受け止められるかが注目されます。

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