早く知りたい方へ:
大手商社の間で、電気自動車(EV)の電池に必要なリチウムの開発事業が活発化しています。三井物産はブラジルの最大規模のリチウム鉱山開発に3000万ドルを出資し、リチウム精鉱の買い取り契約を結びました。一方、三菱商事はカナダでのリチウム鉱山開発に参画する合弁会社を設立しました。
詳細:
大手商社の間で、日本政府が指定する「重要鉱物」とされるリチウムの開発事業に積極的に参画する動きが見られます。三井物産は、ブラジルで最大規模のリチウム鉱山開発を進めるアメリカ企業「アトラスリチウム」に3000万ドル(約45億円)を出資し、リチウム精鉱の買い取り契約を結びました。このプロジェクトでは、鉱山の開発が2022年6月に開始され、年内に生産が始まる予定です。供給先は日本の電池メーカーや自動車メーカーなどが検討されており、三井物産は「リチウムの安定したサプライチェーンを実現して脱炭素社会の実現に貢献していく」と述べています。
一方、三菱商事はカナダの企業「フロンティア・リチウム」との合弁会社を設立し、オンタリオ州でのリチウム鉱山開発に参画することを発表しました。これらの動きは、日本がEVの普及などを背景に、リチウムの安定的な調達を確保するために必要な措置として位置付けられています。
影響:
日本の商社がリチウム開発事業に参画することで、リチウムの供給安定化が期待されます。これにより、電気自動車の普及や脱炭素社会の推進に貢献し、日本経済にもプラスの影響が期待されます。
結論:
日本の商社がリチウム開発事業に積極的に参画することで、リチウムの供給安定化が図られ、電気自動車の普及や脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進むことが期待されます。
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